ピルと乳癌など婦人病の関係と緊急避妊薬ノルレボ

避妊具として日本ではコンドームが人気です。その理由は、コンドームは手軽に手に入ること、そして避妊効果が高いことなのがあげられます。欧米では日本と比べるとピルを使用する方が少なくありません。たとえばドイツでは50%の方が、フランスでは40%、イギリスでは30%の方がピルを使用しているそうです。避妊効果も99.8%以上あり、ほぼ確実な避妊ができます。

また、低用量のピルを使用することで、たとえば、子宮体ガンや卵巣ガンなど様々な婦人病を予防する効果もあります。乳腺症を改善したり、乳腺の良性腫瘍の発生を抑える効果も認められています。以前はピルを服用すると乳癌の発生が増加するのではないかと考えられていました。乳癌の患者数は日本では増加傾向にあるので気になるところですが、現在ではピルの使用によって乳癌の発生が増加するということはないことがわかっています。さらに婦人病以外でも、生理痛を軽減したり、ニキビの発生を抑えたりする効果もあります。このようにピルには多くのご婦人にとって、メリットが非常に多いのです。

ところで、最近ノルレボという緊急避妊ピルが発売になりました。緊急避妊ピルとはアフターピルとも呼ばれ、妊娠する可能性が高いときに後から服用して妊娠を防ぐピルのことを言いますが、このノルレボというのは、従来の緊急避妊ピルとして使用されていたヤツぺ法と比べると、吐き気や頭痛、倦怠感などの副作用が非常に少ないのが特徴です。ノルレボの服用方法は、避妊するかもしれないと思われる性交の後、72時間以内に1回だけ服用すれば、妊娠を防ぐことができます。妊娠阻止率は85%とヤツぺ法の57%を大きく上回ります。まさに妊娠を直前で回避する緊急避妊薬なのです。